いまぎね
夜のニュースでイラクの特集を見た。
日本人女性のジャーナリストが、カメラ片手にヘルメットを被り、防弾ベストを着て、
命の危険を冒してまで持ち帰った映像は胸に迫るものがあった。
民族紛争、ミャンマーのサイクロン、中国の地震・・
ニュースで見たらそれっきり、一瞬の悲しみは些細な杞憂に流されて、おれはすぐに忘れるけど、
なにかやろうと眼を背けずに歩き出す人がいる。
人生があともう一回あれば、おれもそんな人になりたいと思う。
けど、温室で育った人間には、温室で育ったなりの夢があるし、悩みがあるし、
きっとこれからも突っ込んだ活動はできないけど、想像してみよう。
飯を食うとき、ギターを弾くとき、グラブに指を通すとき。
常に、それすら叶わない人がいるってことを。